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『コラ−会計学辞典』(pp.8−9)より会計とは何か.
1.まずは取引を記録し報告すること.
2.このことから拡大して,取引の発生,認識および処理すなわち
(a)発生(時期,貨幣額のほか,しばしば物量単位を使っての数量化,分類)
;(b)その処理(システム設計,内部牽制)
;(c)その記録と集合(簿記)
;(d)そのフィ−ドバック(内部報告)
;(e)継続的な取引の批判的検査(内部監査)
;(f)取引種類を慣習的な類型にあてはめること(財務諸表における要約)
;(g)職業会計士による財務諸表の検査(公共会計士による監査)
;(h)投資家,政府機関,および一般大衆に対する定期的な報告
;(i)取引の計画(予算統制とその他の未来会計の活動)
;(j)組織的機能についての外部者による検討と勧告(マネ−ジメントサ−ビス:すなわち成功している組織体および成功していない組織体のいずれの内部構造や必要についても公共会計士が精通し,(その間なさに付随して)判断を行った当然の結果)
これらの諸活動のうち,(a)(b)(c)と(f)は,それぞれの範囲が非常に拡大してきたけれども,常に伝統的なものであった;
(g)(h)は前世紀末に,
(d)(e)は30年代の中頃に,
(i)は第二次世界大戦後に一般に認められた;
(j)−−今日,組織構造と経営機能に対する会計および会計上の接触の増大した結果である.
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